バギオ留学4ヶ月のリアル。JICのチャレンジャー校舎3ヶ月+プレミアム校舎1ヶ月に住んで分かったこと(費用・生活・その後)

バギオ留学を考えています。エージェントの記事はどれも「涼しくて治安がよくて勉強に集中できる」で終わるんですが、実際はどうなんですか?
2025年4月から7月末まで、バギオのJICに4ヶ月いました。チャレンジャー校舎に3ヶ月、プレミアム校舎に1ヶ月。両方に住んだ人はほぼいないので、その比較から書きます。エージェントやアフィリでもステマでも無いので、勝手に好き勝手書きます(笑)
先に結論
- チャレンジャー校舎は「住める」レベル、プレミアム校舎は清潔で快適。ただしプレミアムは立地と電波が悪く、雨季は停電だらけ
- チャレンジャー校舎の食堂は合わなかった。1週目に食堂のごはんで食中毒、以後は Grab(配達)に切り替えた
- 食費は1日2,500円くらい。タクシーは市内どこでも200〜300ペソ
- 捨てチケットを知らず、マニラ→コタキナバルの実券を約7,000円で買った。乗っていない
- 卒業後もバギオに4ヶ月残り、停電で仕事にならずマニラへ移った。ノマドで住むならマニラ
この記事の目次
なぜバギオで、なぜJICだったか
選んだ理由は単純で、勉強に集中できて、スピーキングに特化したコースがあったからです。出発時は TOEIC 500 点、少しは話せるけれど深い会話にならず、返事も遅い。「読める・聞ける」も大事だけど「返せる」を直したかったんです。
JIC はチャレンジャー校舎とプレミアム校舎に分かれていて、私はチャレンジャー校舎で ESL(セミスパルタ)を3ヶ月、最後の2ヶ月は相談して IELTS + ESL に組み替えてもらいました。公式にはアナウンスされていませんが、相談すればカリキュラムは柔軟に変えられます。 その後、スピーキングマスター(確かそんな名前)のコースがあるプレミアム校舎へ移って1ヶ月スピーキングをみっちり学びました。
生徒の国籍は日本3割・台湾3割・韓国2割・中国1割、あとはサウジアラビアなどでした。チャレンジャー校舎は18〜25歳が8割で、30代・40代と小さい子どもが少し。プレミアムは30歳前後が中心で、50〜60代も多い印象でした。校舎がきれいで料金が高く、大人向けにマーケティングしているので、そうなるのだと思います。
1日の流れ
※正確な時間は忘れたので、ざっくりとした時間割です。
7:00 起床、7:45ごろ1コマ目
時間割は人によって違います。ここから昼まで授業。
12:00ごろ 昼食と休憩を1時間
チャレンジャー校舎の食堂の話はあとで書きます。
13:00〜17:00 また授業
マンツーマン5コマ+グループ2コマ。マンツーマンは先生と1対1で、詰まればその場で直される。
18:00 夕食
19:00〜24:00 宿題・自習・仕事
私は留学中も仕事をしていたので、夜の時間の過ごし方は毎日違いました。仕事をしたり自習をしたりで、宿題も多かったので空き時間やこの時間にやってました。
セミスパルタなので、この密度が平日毎日です。「勉強に集中できる環境」は本当で、逆に言えばそれ以外にやることがない場所です。
チャレンジャー校舎とプレミアム校舎、両方に住んだ比較
ここがこの記事でいちばん言いたいところです。同じ学校でも、校舎でまったく別の留学になります。
| チャレンジャー校舎(3ヶ月) | プレミアム校舎(1ヶ月) | |
|---|---|---|
| 部屋 | 2人部屋。住めるが、トイレの水漏れと臭いがつらかった | 2人部屋。清潔で満足 |
| シャワー | 混む時間帯はぬるい | 快適。ただ日本よりは少しぬるい |
| Wi-Fi | 部屋ごとに1台。しょっちゅう落ちます。なので、隣の部屋の電波を借りていた | 1階で建物に囲まれていたせいか最悪。仕事にならない時間帯があった |
| 停電 | 私がいた6月までは無し。7月以降は雨と台風で停電・断水があったと聞いた | 雨季に入った直後だったので停電だらけ。多分バギオのインフラ自体の問題だと思います |
| 食事 | 合わなかった。1週目に食中毒で高熱と腹痛、以後は Grab | チャレンジャー校舎と比べれば天と地。韓国テイストで食べられる |
| 門限・ルール | 夜の外出禁止・門限・夜の点呼。破ると罰金や退学で、実際に退学になった人も何人かいた。抜け道を知っている生徒はいたが、見つかれば同じ扱い | 門限はあるが、言い訳を考えれば入れる。天国に感じた |
| 立地 | 周りに何もないが SM モールが近い | SM モールも遠く、周りに何もない。停電したらWifi使えない & 電波はフィリピンはどこでも弱いので、Grab で食事を頼めない日もあった(アイスクリームでしのいだ) |
| 雰囲気 | 若い子が多く、アラサーにはついていけないテンションもあったが、みんないい子。友達がたくさんできた | 同室の台湾人の子とだけ親しくなった。仕事か勉強かデートで、友達はあまりできなかった |
✕ チャレンジャー校舎が向く人
- 本気で勉強したい
- 費用を抑えたい
- 不便に耐えられる
- 街に出やすい方がいい
✕ プレミアム校舎が向く人
- 清潔さと静かさ優先
- 30代以上
- 快適に仕事や勉強に集中したい
- 停電と電波の悪さを覚悟できる
楽しかったのはチャレンジャー校舎、快適だったのはプレミアム校舎。もう一度行くなら、チャレンジャー校舎の2人部屋(west棟)で友達を作って、部屋が限界なら途中でプレミアムに移るのが正解だと思います。ただし留学自体は雨季を避けたい。
食事の話:1週目の食中毒と、その後の Grab 生活
正直に書きます。チャレンジャー校舎の食堂は口に合いませんでした。1日3食(土日はどこかが朝昼兼用だった記憶)出るのですが、来て1週間で食堂のごはんにあたって、かなりの高熱を出しました。他にも何人も同じ症状が出ていたので原因は確実だと思いますが、問題にならないのでしょうか?・・・笑。以後は食堂をほぼ使わず Grab(配達アプリ)に切り替えました。海外旅行保険に入っていたのでここで使いました。私立病院でなければ医療費はそこまで高くありませんが、入っていて良かったです。
Grab で頼めるまともな日本食は、やよい軒(現地では「Yayoi」)と丸亀うどんくらい。基本的にやよい軒以外は劣化版日本食です。また、共同キッチンしかないので自炊する気も起きず、だいたいこの2択でした。SM モールでやよい軒を食べると日本より高いです。円安もあるのでしょう。一方でローカルのパンは驚くほど安い。外食ではchayaという日本の居酒屋くらいの値段でフィリピンにしては最高級の日本食を味わえます。2週に1回くらいはここで栄養とエネルギーを蓄えていました。
プレミアム校舎の食事はチャレンジャー校舎と比べれば別物で、韓国テイストで食べられます。「フィリピンクオリティ」ではありますが。
Wi-Fi と停電:仕事しながら留学した人間の感想

IT の仕事をしながら通っていたので、通信は死活問題でした。
- 速度は問題なし。バギオで 100Mbps 前後は出ます(平均は2桁)
- 安定性がない。チャレンジャー校舎の部屋の Wi-Fi は頻繁に落ちる。プレミアム校舎は1Fだったからか基本的に電波が悪い(上階のカフェフロアでも悪かったので学校生活中は大変でした)
- 停電が本当に最悪でした。雨季は月に2〜3回、多いときは連日。しかも電力会社が事前アナウンスなしに止める。「9時から17時まで停電」を1〜2時間前に知らせてくることもありました。バギオの電力会社のFacebookは外国人からの失望コメントで溢れていました。笑
- カフェは場所次第。ハチカフェというカフェは普通に使える Wi-Fi があって仕事できた。SM モールのカフェは Wi-Fi がないところが多い
オンラインで仕事をしながら留学する人へ
バギオの電気は、雨季(6月〜10月ごろ)に信用できません。会議がある日は、モバイル回線(後述の eSIM)とモバイルバッテリーを前提に組んでください。私はこの停電が理由で、最終的にマニラへ移りました。
お金の話:4ヶ月で150万円前後
先に総額を言うと、学費・寮・航空券・現地の生活費・小旅行まで全部込みで、4ヶ月で150万円前後でした。学費の内訳は学校のプランで変わるので公式の見積もりを取ってもらうとして、ここでは「学費以外に何にいくら消えたか」を書きます。
出発前に払ったもの
- 航空券:日本→マニラの往復。ただし4ヶ月滞在なので、往復で買っていても出国用航空券(捨てチケット)が別に必要でした
- 捨てチケット:仕組みを知らず、エージェントに「コタキナバル行きを買っておくといい」と言われるまま、マニラ→コタキナバル(マレーシア)の実券を約7,000円で買いました(2025年4月の値段です。いま同じ区間を探すと、最安値で12,000円ほど、2万円前後の便が多いです)。もちろん乗っていません。予約確認書サービスなら3千円以下で済んだ話で、このサイトを始めた原因の一つです
- 海外旅行保険:食中毒で使ったので元は取りました
- 変換プラグ:不要。電圧が違うだけで、充電器類はそのまま使えます
現地で払ったもの
- SSP(就学許可)・ビザ延長・ACR I-Card:全部学校がまとめて手続きしてくれて、費用だけ払う形。自分で移民局に行くことはありませんでした(金額は学校の案内を確認してください)。この辺も難しくないのでお金を節約したい人は自分でも出来ますが、大体平日しかやってないので学校が忙しいときついです。
- 教材費:数千ペソ払った記憶
- 空港→バギオ:学校手配のシャトル(実態はただのバンでこれもお金を払った)。トイレ休憩なしの5〜6時間は覚悟を。今思えばJoybusというトイレ付きバスがあったり、寝ながら乗れるスリーピングバスもマニラからバギオに出てるのでそっちを選べばよかった・・・
- 通信:最初は K マートで SIM を買ってチャージしていましたが面倒になり、途中で NOMAD の eSIM に切り替え。フィリピン系サービスはカード払いができないことが多く、GCash(現地の決済アプリ)は外国人が登録しにくいので、eSIM が一番ラクでした
- 洗濯:学校に洗濯所があり、週1〜2回置いておけばやってくれる。プレミアムも同じ
生活費
- 食費:平日1,000ペソ以内、週末1,000ペソ以内を目安にして、1日2,500円くらい。節約したい日は食堂。大体若い子は食堂で食ってました
- 日用品:トイレットペーパーと洗顔くらい。あとは学校のカフェでたい焼きアイスを毎日買っていた
- タクシー:市内なら200〜300ペソでどこでも行ける
- マッサージ:バギオは安くてマニラより上手い。Massage Luxx Spa は温泉+サウナ+マッサージで最高。スパラダイスは数百ペソ(1,000円以下)でちゃんとしたマッサージ
捨てチケットの約7,000円を浮かせる方法があると言う事。それと、卒業後もバギオにいるつもりなら、最初からコンドミニアムを借りる選択肢もあったこと。寮以外の選択肢を誰も教えてくれません。また、スリーピングバスを選ぶべきでした。
週末とバギオの街
- 小旅行:友達とバンを貸し切って、1人2〜3千ペソでビガンやラウニオン(サンファンビーチ)へ。私は友達と2人で弾丸でセブやブルネイという謎の国にも行きました
- HornPub:某有名サイトをもじった名前のバー。夜はミュージシャンの生演奏で、歌も演奏もうまい
- マノールホテルのバー:高級ホテルのバーで毎晩生演奏。カクテルを飲みながら聴ける
- 気候:雨季は15度前後が普通。それ以外の時期は20度前後で、たまに暑い日がある程度。寮では犬と鶏の鳴き声がうるさい
英語はどこまで伸びたか
TOEIC 500 点・返事が遅い状態から、4ヶ月後にはたいていのトピックなら普通に会話できるようになりました。マンツーマン5コマを毎日、詰まればその場で直される環境の効果は大きいです。
また、現地で英語でフィリピーナを口説いて付き合いました。今現在も一緒にマニラに住んでいます。留学の成果も感じられましたし、また卒業後は英語を使わなくなる人ばかりなので、そういった意味でも良かったです。
卒業後もバギオに残り、そしてマニラへ
7月末に卒業してから、さらに4ヶ月バギオに残りました。理由は、パートナーができたことと、独立していてどこでも働けたこと、そしてバギオには別世界のような非現実感があって楽しかったから。コンドミニアムを借りて、家賃は月10万円前後。ジムやカフェも付いているところで暮らしていました。
気候がまず最高なので他に慣れれば天国です。ただ一つ、停電だけがどうにもならなかった。雨季は連日止まる。アナウンスなしで止まる。ストレスがかなり溜まったのと、オンラインで仕事をする人間にとって、これは致命的でした。
年末は仕事のため2ヶ月ほど日本に帰り、次は生活インフラを比べたくてマニラを選びました。最初は Airbnb で住みたいコンドミニアムをマカティで探し、プール付き物件のタワマンクラスを選択しました。
バギオとマニラ、住んで比べた
| バギオ | マニラ | |
|---|---|---|
| 家賃 | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
| ネット | 100Mbps 前後、安定しない | 300Mbps で安定(速いモデム契約と Wi-Fi 機器を買ったのもある) |
| 停電 | 雨季は最悪レベル | 雨季でさえ滅多にない |
| 気候 | 雨季は肌寒いが、気候そのものは最高 | 常夏 |
| 物価 | ローカルの食べ物は安すぎる | ローカルでも少しバギオより高い |
| 移動 | Grab | Grab(電車はあるがルートと駅が少なく、あまり使わない) |
| 仕事のしやすさ | 停電次第 | 最高 |
| 住む場所として | 留学と、その後しばらくなら。オンラインで仕事しないなら最高 | ノマドで住むならこちら |
勉強するならバギオ、働くならマニラ。 留学中は勉強に集中できてバギオでよかった。その後も住むなら、電気が信用できるマニラです。
これから行く人へ、事前に知りたかった3つ
- 捨てチケットのこと。 往復航空券を持っていても、滞在が30日を超えるなら出国用航空券が別に要ります。私は知らずに実券を買って約7,000円を捨てました。仕組みは下の記事に全部書いてあります
- ビザ延長のこと。 学校がやってくれますが、自分の滞在期限がいつで、いくら払っているのかは把握しておいた方がいい。59日を超えると ACR I-Card も要ります
- 寮以外の選択肢があること。 卒業後もいるなら、コンドミニアムを借りる方が快適です
- バスのこと。 学校の手配してくれるバンには乗らないほうがいいです。スリーピングバスを予約するべき。
そして一番伝えたいこと。汚いものと不便さに覚悟だけしておけば、たいした準備はしなくてもなんとかなります。 慣れれば、こちらのもので全部生活できます。
あわせて読みたいフィリピン留学で「捨てチケットが必要」と言われたら|出国用航空券のルールと安全な用意のしかた
3ヶ月のフィリピン留学で「捨てチケット(出国用航空券)が必要」と言われ、最初は実際の航空券を自腹で買っていた運営者が、ルール・誰がチェックするか・4つの用意方法の費用・安全な選び方を1本にまとめました。
留学の「捨てチケット」、日本語で用意できます
学校から「出国用航空券(捨てチケット)を用意してください」と言われたら、出口便をご利用ください。
航空会社サイトで照会できる実PNR付きの予約確認書を、日本語の申込みだけでお届けします。
片道 ¥2,980・発行から48時間有効。私が約7,000円払ったものが、この値段で済みます。
よくある質問
JIC のチャレンジャー校舎とプレミアム校舎、初めてならどっち?
費用を抑えて友達を作りたいならチャレンジャー校舎(できれば west 棟)、清潔さと静かさを優先するならプレミアム。ただしプレミアムは立地が不便で、雨季は停電が多いです。
留学中に仕事はできる?
速度は 100Mbps 前後出るので可能ですが、安定しません。停電の多い雨季(6〜10月ごろ)は、モバイル回線(eSIM)とモバイルバッテリーを前提にしてください。
食事は本当にダメ?
チャレンジャー校舎の食堂は私には合わず、1週目に食堂のごはんで食中毒になりました。Grab で配達を頼めば、やよい軒や丸亀うどんが届きます。プレミアム校舎の食事は食べられます。
ビザ延長や SSP は自分でやる?
JIC では学校がまとめて手続きし、費用だけ払う形でした。自分で移民局に行くことはありませんでした。
往復航空券を買えば「捨てチケット」は要らない?
滞在が30日を超えるなら要ります。私は往復で買っていたのに、別にマニラ→コタキナバルの実券を買う羽目になりました。詳しくは捨てチケットの記事へ。
本記事は2025年4月〜7月の個人の体験にもとづくものです。学校のコース・料金・ルールは変わることがあります。最新情報は学校の公式案内をご確認ください。