フィリピン留学、出発1週間前にやること。eTravel・出国用航空券・持ち物を、2025年4月に成田から出発した私がやった順に
来月からフィリピン留学です。学校とエージェントから案内はもらったんですが、eTravel とか捨てチケットとか、結局いつ何をやればいいのかが分かりません。
私も同じでした。2025年4月に成田を出発してバギオの語学学校へ向かったときは、初めてのことばかりで、同じことを何回も検索しました。やること自体は多くありません。順番と時期さえ押さえておけば大丈夫です。
出発前の1週間でやることは、実はそれほど多くありません。ただ、「早くやりすぎてもいけないもの」と「現地に着いてからでは遅いもの」が混ざっているので、順番を間違えると二度手間になります。
この記事では、私が2025年4月に成田からフィリピン航空でマニラへ飛び、バギオで4ヶ月留学したときの準備を、日付順に並べ直しました。やってよかったことと、やらなくてもよかったことの両方を書きます。
先に結論
- eTravel は、到着の72時間前にならないと登録できません。 早めに済ませようとしてもできないので、登録できる日時だけ先に確認しておきます
- 出国用航空券(捨てチケット)は、往復航空券を持っていても別に必要になることがあります。 私はエージェントに言われるまま、コタキナバル行きの実券を約7,000円で買い、乗らずにむだにしました
- 持ち物は、何よりトイレットペーパーと上着。備えるべきなのは、とにかくトイレとバスの寒さです
- Grab は必須。eSIM があれば、現地で SIM を買う手間がなくなります。どちらのアプリも、日本にいるうちにカード登録まで済ませます。 海外に出てからだと、電話番号の認証が面倒で、認証コードが届かないこともあります
- 両替は成田で1万ペソ。学校の送迎があるなら、空港で多めに両替する必要はありません
- 空港からバギオまでは学校手配のバンでした。狭くて、トイレもありません。いま行くなら、自分でバスを予約します
この記事の目次
出発までの流れ
1週間前:出国用航空券をどう用意するか決める
いちばん時間がかかるのは、仕組みを調べて理解するところです。どの方法で用意するかを、先に決めておきます。
1週間前:海外旅行保険に入り、アプリを準備する
海外旅行保険は、出発してからでは加入できないものがほとんどです。Grab と eSIM のアプリは、日本にいるうちにカード登録まで済ませておきます。
1週間前〜前日:持ち物をそろえる
現地で買えるものは持って行きません。現地で手に入りにくいものだけを詰めます。
3日前:eTravel を登録する
到着の72時間前から登録できます。それより前には登録できません。
前日:書類をスマホと紙の両方にまとめる
パスポート、航空券、出国用航空券、eTravel の QR コード、学校の入学許可書。
当日:空港で少しだけ両替して、チェックインへ
カウンターで出国用航空券の提示を求められます(私も求められました)。すぐに出せるようにしておきます。
出国用航空券:往復で買っていても、別に必要になることがある
留学の案内にほぼ必ず書いてあるのが、「出国用の航空券(捨てチケット可)をご用意ください」という一文です。私は、この意味が分かりませんでした。
日本国籍の人がビザなしでフィリピンに滞在できるのは30日です。入国の条件は「その30日以内に、フィリピンから出国する航空券(またはその予約)を持っていること」。私は日本とマニラの往復航空券を買っていましたが、4ヶ月の留学なので、帰りの便は30日よりずっと先でした。そのため、往復航空券を持っていても、出国用航空券が別に必要になりました。
実際にやってみた · 2025年4月 出発前
エージェントからは「コタキナバル行きの航空券を買っておくといい」と言われました。マニラからマレーシアのコタキナバルへ飛ぶ便です。当時の私は仕組みを知らなかったので、言われるまま実際の航空券を約7,000円で買いました。もちろん乗っていません。いまは航空券が値上がりしていて、同じ区間を探すと最安値で12,000円ほど、2万円前後の便が多いです。あとになって、乗らない前提なら予約確認書だけを数千円で用意する方法があると知り、かなり損をした気分になりました。このサイトを始めたきっかけの一つです。
「必要です」と言われた勢いで、よく調べずに実券を買ってしまったこと。留学は延長する人が多く、帰国日も変わります。私のときは約7,000円でしたが、いま同じことをすると、最安値でも12,000円ほど、多くは2万円前後かかります。乗らない航空券にその金額を払う前に、5分だけ調べてみてください。
もう一つ大事なのが、用意するタイミングです。予約確認書には有効期間があります。早く安心したくてずっと前に用意すると、空港で見せる時点では失効していることがあります。出口便の予約確認書は、発行から48時間有効です。申込みのときに「ご搭乗便の日時」を教えてもらい、そこから逆算してお届けしています。申込みだけなら、1週間前に済ませておけます。
仕組みと、往復航空券・実券・予約確認書の費用の比較は、こちらの記事にまとめています。
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eTravel:72時間前にならないと登録できない
eTravel は、フィリピン政府の電子渡航登録です。登録は無料です。到着前にオンラインで登録して QR コードを受け取り、空港で提示します。
実際にやってみた · 2025年4月 出発3日前
初めてで不安だったので、「eTravel はいつから登録できるのか」を出発前に何回も調べました。答えは到着の72時間前からです。それより前に登録しようとしてもできません。私は、登録できるようになった時点ですぐに済ませました。入力のしかたは、画面つきで解説している日本語のブログがたくさんあるので、それを見ながら進めれば迷いません。
- 到着の72時間前が「何日の何時か」を、先にカレンダーに入れておく(基準は到着時刻です)
- 手元に用意するもの:パスポート、便名、滞在先の住所(学校の住所。入学案内に書いてあります)
- 表示された QR コードは、スクリーンショットを撮っておく。空港の電波は当てになりません
- 登録は無料です。料金を請求するページが出てきたら、それは公式サイトではありません
持ち物:何より、トイレットペーパーと上着
私は出発前、レトルトの日本食だけでなく、薬など、思いつくものをいろいろとスーツケースに詰め込みました。現地の食事が口に合わなかったら困る、体調を崩したら困る、と思ったからです。
行ってみて分かったのは、何より困るのは、とにかくトイレとバスの寒さだということです。いちばん役に立ったのは、トイレットペーパーと上着でした。
- トイレットペーパー — フィリピンでは、紙が置いていないトイレがほとんどです。学校の外に出るたびに必要になります
- 上着 — バスなどの乗り物は冷房が強くて寒いです。それに、バギオはそもそも「涼しい」を通り越して寒い日があります
- パスポート、航空券、出国用航空券、eTravel の QR コード(スマホと紙の両方)
- 海外旅行保険の証書と連絡先
- クレジットカード(できれば2枚)
- モバイルバッテリー
- Grab と eSIM のアプリ(カード登録まで済ませたもの)
逆に、変換プラグは必要ありませんでした。日本と違うのは電圧だけで、スマホやパソコンの充電器はそのまま使えます。
海外旅行保険は、入っておいて正解でした。留学1週目に食中毒で高熱を出し、そのときに使いました。
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2025年4月からバギオのJICに4ヶ月。チャレンジャー校舎とプレミアム校舎の両方に住んだ比較、食中毒と停電、総額150万円の内訳、卒業後もバギオに残ってマニラへ移るまでを、エージェントではなく本人が書きます。
アプリ:Grab と eSIM は、日本にいるうちにカード登録まで
まず、Grab は必須です。フィリピンでの生活は、このアプリがないと始まりません。食事の配達にも、タクシーを呼ぶのにも使います。支払いはアプリに登録したクレジットカードでできるので、Grab のタクシーなら現金がなくても乗れます。
通信は eSIM にしておくと、現地で SIM を買う、店を探す、チャージする、といった手間がすべてなくなります。空港に着いた時点でつながります。
実際にやってみた · 2025年 バギオ 現地 SIM を使っていたころ
私は最初、現地の店で SIM を買って、残高をチャージしながら使っていました。ところが、クレジットカードでチャージしようとしてもできない、という不具合が何度もありました。フィリピンのサービスは日本のカードで払えないことが多いです。それなら現地の決済アプリ GCash を使えばいい、と思うかもしれませんが、GCash は、私がフィリピンに来た2025年4月から2026年9月現在まで、外国人は登録できない状態が続いています。結局、そのたびに店へ行くことになります。これが面倒になって、途中で eSIM に切り替えました。最初から eSIM にしておけばよかった、と思っています。
- Grab:アプリを入れて、アカウントの登録と、クレジットカードの登録まで済ませる
- eSIM のアプリ:アプリを入れて、カード情報の登録まで済ませる
「カード登録まで」と書いたのには理由があります。アプリの登録では、電話番号に届く認証コードを求められることがあります。海外に出てからだと、この電話番号の認証が面倒で、コードが届かない場合もあります。日本にいるうちにカード登録まで終わらせておけば、着いたその日から、通信もタクシーも食事の配達もそのまま使えます。
お金:成田で1万ペソ両替したが、ほとんど使わなかった
私は成田空港で1万ペソを両替して行きました。着いてすぐに現金が必要になると思っていたからです。
実際には、空港から学校までは学校が手配したバンで移動したので、到着日に現金を使う場面はほとんどありませんでした。送迎がある人は、空港で多めに両替する必要はありません。数千ペソあれば十分で、残りは現地に着いてから両替すれば間に合います。
空港からの移動が Grab のタクシーなら、アプリに登録したカードで払えるので、現金がなくても乗れます。バスや、Grab 以外のタクシーに乗る人は、到着してすぐにペソの現金が必要です。その場合は、移動費と1〜2日分の食費くらいを先に両替しておくと安心です。
空港から学校まで:学校のバンは、狭くてトイレなし
マニラの空港からバギオまでは、車で5〜6時間かかります。私は学校手配のバンに乗りました。
実際にやってみた · 2025年4月 マニラ空港 → バギオ
バンは狭く、トイレもありません。フライトで疲れたあとに、その状態で山道を5〜6時間走ります。しかも、送迎の料金は別にかかりました。マニラからバギオへは、トイレ付きのバスや、横になって眠れるバスが出ています。自分でバスを予約すればよかったと、今でも思います。バスの選び方と予約のしかたは、別の記事で書きます。
学校の送迎は、「初めてで不安だから」と選ぶ人が多いと思います。それ自体は間違いではありません。ただ、送迎は留学を申し込む時点で決めることが多いので、出発1週間前に気づいても変更できない場合があります。これから申し込む人は、先に比べておいてください。
当日、空港で
チェックインカウンターで出すものは、パスポートと航空券です。片道で行く人、帰りの便が30日より先の人は、ここで出国用航空券を確認されます。
実際にやってみた · 2025年4月 成田空港 フィリピン航空のチェックインカウンター
私も実際に聞かれました。見せたのは、コタキナバル行きの航空券を買った Trip.com の予約画面(スマホ)です。それを見せると、そのまま搭乗手続きが進みました。「往復で買っているから大丈夫だろう」と考えて何も用意していなかったら、ここで足止めされていたはずです。
出国用航空券は、スマホですぐに出せる状態にしておきます。電池切れに備えて、紙に1枚印刷しておくと確実です。
eTravel の QR コードも同じです。スクリーンショットと紙の両方で持っておけば、空港の電波に左右されません。
最後に:準備は少なくていい。順番だけ間違えない
出発前は、あれもこれも必要な気がして不安になります。私もそうで、スーツケースにレトルトの日本食や薬などをいろいろ詰め込みました。でも、行ってみて分かったのは、出発前にやっておくべきことは、実はそれほど多くないということです。
- 出国用航空券は、仕組みを知ってから用意する
- eTravel は、到着の72時間前になったら登録する
- Grab と eSIM のアプリは、日本にいるうちにカード登録まで済ませる
- トイレットペーパーと上着を入れる
これだけ済ませておけば、あとは現地でなんとかなります。足りないものは、たいてい現地で買えます。
この記事が、出発前の不安を少しでも減らせたらうれしいです。よい留学になりますように。
出国用の予約確認書、日本語で用意できます
出口便は、航空会社サイトで照会できる実在の予約番号(PNR)付きの予約確認書を、日本語の申込みだけでお届けするサービスです。片道 ¥2,980(税込)、発行から48時間有効、会員登録なし。ご搭乗便の日時を教えてもらえれば、そこから逆算してお届けします。留学の「捨てチケット」の相談にも、LINE でお答えしています。
よくある質問
eTravel はいつから登録できる?
フィリピン到着の72時間前からです。それより前には登録できません。登録は無料で、完了すると QR コードが表示されます。スクリーンショットを撮っておいてください。
往復航空券を持っていれば、出国用航空券(捨てチケット)は要らない?
帰りの便が入国から30日以内なら、その航空券が出国用航空券になります。30日より先の場合は、別に用意が必要になることがあります。私は4ヶ月の留学で往復航空券を買っていましたが、別に用意しました。
出国用航空券は、いつ用意すればいい?
提示するのは日本の空港のチェックインのときなので、その時点で有効であることが大切です。予約確認書サービスには有効期間があるので、搭乗日から逆算して用意します。出口便では、申込みのときにご搭乗便の日時を教えてもらえれば、こちらでタイミングを合わせます。
ペソは日本で両替して行くべき?
学校の送迎がある人は、数千ペソあれば足ります。私は成田で1万ペソ両替しましたが、到着日はほとんど使いませんでした。空港から自分で移動する人も、Grab のタクシーならアプリに登録したカードで払えます。バスなど現金が必要な移動をする人は、移動費と1〜2日分の食費を先に両替しておくと安心です。
日本食は持って行ったほうがいい?
私はレトルト食品や薬などをいろいろ持って行きましたが、行ってみて本当に役に立ったのは、トイレットペーパーと上着でした。何より困るのは、とにかく紙のないトイレと、バスの寒さです。日本食は、現地でも配達アプリで頼めます。
本記事は、筆者の2025年4月の体験と一般的な情報をまとめたもので、入国可否を保証するものではありません。入国要件や eTravel の手続きは変更されることがあります。最新情報は、フィリピン移民局・在フィリピン日本国大使館・利用航空会社の案内をご確認ください。